イモコ、ついに「力」を使う?
2022年6月12日 13時56分これ何でしょう?フランスの名所「モン・サン・ミシェル」みたいで、とってもきれいですが…。でも、国旗が見えるから、うち(遊子小)の体育館のような…。
近づくと、白い雪山のようにも見えます。まさか「海洋ごみ」で一番多い発泡スチロールの処分に困って、ここに積まれている?いやいや、それはありえないな。
さらに近づくと、白い円筒形の物体が無数に積まれています。なにげに遺跡っぽいな。マチュピチュとか?大昔の古墳のできたてのころも、たしかこんなんだったっけ?
んっ?何やら、どこかで見覚えのあるシルエットが、いくつも見えるような…。
ユスノイモコ!そうか、イモコの仕業だ!これは、イモコが精霊の「力」を使って造った自分たちの祭壇、いや、この大きさだから神殿だ!
イモコ…段畑のジャガイモのPRキャラとして、2年前の校長先生の肝いりで生誕したにも関わらず、コロナ禍で、みんなに見てもらう機会がほとんどなかったからな…。
日曜日は、老人クラブの方々の「輪投げ大会」の日。老人クラブの方々には、運動会で、4年生と5年生が一緒に競技していただき、大変お世話になりました。
この「イモコの神殿」、老人クラブの方々の活動のじゃまにならないのかな?んっ?何か書いてあるぞ?なになに?
そうか!これは5年生が紙コップで造ったものだったんだ!イモコの仕業じゃなかったのか!そういえば、私(執筆者)も、5年生が、教室に紙コップを積んで遊んでいるのを見たことがあるぞ。
これは「イモコの神殿」ではなく、校区のシンボルで「国の重要文化的景観」として有名な「水荷浦の段畑」を表現したものだそうです。そうか、だからイモコがいっしょにいるんだ。
遊子小学校は、「ふるさと教育」に熱心に取り組んでいて、その一環として、総合的な学習の時間に造ったそうですよ。うーん、こりゃたしかに「熱心」だ!
それにしても、この紙コップ、尋常な数じゃあ・・・えっ?全部で1★個?これって1★個も紙コップを積んでるんですか!
それは、さぞかし大変だったことでしょう。そこで、元々すぐに片付ける予定でしたが、せっかくなので、地域の方々に観ていただくことになったそうです。
そうですよね。子どもたちが、遊子校区の誇り「国の重要文化的景観「段畑」をこんなに立派に造ったんだから、地域の方は、きっと喜んでくださるに違いありません。すぐに壊さずにおいて、絶対に正解ですよ!
老人クラブの方々は感心されながら観られていました。とても喜んでいただき、子どもたちに、くれぐれもよろしくとのことでした。この作品、今週水曜日に、学校運営協議会などの諸会合があり、参会者の方々に観ていただいた後、翌日撤収になるそうです。
そうか、この「イモコの神殿」いや、「紙コップ1★個の段畑」も、その役目を果たして今週中にはなくなってしまうのか。イモコたち、寂しがらないかな。イモコを初めて見て「かわいい」と言ってくれた方もいたのに。
…えっ?「大丈夫ですよ」って?今、かすかに声が聞こえたような…。そうか、もしかしたら、段畑には本当に精霊が宿っていて、子どもたちを今回の段畑造りに導いてくれたのかも…。そして、これからも、遊子小にすてきなことを起こしてくれるのかも…。
以上、何かすてきな予感を感じて、とても幸せな気分の中で書いたブログでした。