対話型鑑賞
2024年6月26日 16時40分愛媛県美術館専門学芸員の方を講師に招き、対話型鑑賞の授業を行いました。まず、違う色で書かれたひらがな等の色を当てるというウォーミングアップをしました。最初はひらがな等をそのまま読んでしまう児童が多く、だんだん塗られた色を答える児童が増えてきました。
次に、本番の「みるゲーム」です。子どもたちは、「みる→考える→話す→聴く」のサイクルを繰り返し、根拠を持って部分から全体を見ることができるようになってきます。キーワードは「どこからそう思う?」こう問うことにより答えに対する責任が軽くなってどんどん発表がつながっていきます。そして、見方が深まっていきます。しかし、挙手ができなかった児童もいたようで、後からいいことを言っていました。今日の経験をふだんの授業や学校生活にも生かしてほしいです。キーワードは「どこからそう思う?」です!
子どもたちが下校した後は、我々教職員も対話型鑑賞の授業を体験しました。レオナルドダビンチの「最後の晩餐」を基に行いました。自分もいろいろな見方ができましたが、ほかの人の見方を聴いて、なるほどと思ったり新たな見方が生まれたりして、とても楽しく、集中して研修することができました。
県内で、この対話型鑑賞がしっかりできている小学校では、国語の読解力がぐんとアップし、算数の文章題も解けるようになったという事例も教えてもらいました。確かに多角的に捉え、根拠を持って深く考えるようになると、読解力等の学力がアップするのもうなずけます。今日の研修を基に、学校全体で「どこからそう思う?」を浸透させていきたいです。